生物分類技能検定3級を取得したけど、資格を活かしたい。履歴書に書いて就活に活かせないかな?
上記の悩みを解決します。
生き物好きなら取っておきたい資格である生物分類技能検定。
しかし、生物分類技能検定は本当に活用できる資格でしょうか?
今回は、生物分類技能検定は履歴書に書ける資格かどうか調べてみました。
また、生物分類技能検定は他の資格と同じように3級、2級と等級があります。
その場合、何級まで取れば、就活に有利になるのでしょうか?
そのことも併せて調べていきますので、生物分類技能検定を取得して、就活に活かしたい方は、ぜひ読んでください。
生物分類技能検定は履歴書に書けるか?
結論から述べますと、生物分類技能検定は履歴書に書いてもOKです!
この資格を履歴書に書くことで、動植物に対する情熱をアピールすることができます。
ただし、生物分類技能検定の3級では就活で有利になることはありません。
その理由は、3級が生物分類の基礎的なレベルにあたるため、この知識だけでは環境コンサルタントや専門企業からは注目されにくいからです。
一方、生物分類技能検定の2級を取得していると、環境省のプロジェクトへの入札資格が得られます。
実際に環境省の案件を受ける場合、特に生物調査などの業務では、2級以上の資格がなければ厳しいです。
そのため、生物調査を仕事にするならば、2級の取得が必須。
ただし、2級をもってしても、資格が就職や転職必ず有利になるわけではありません。
求職時には、資格よりも実績や個人の強みを前面に出すことが重要です。
生物分類技能検定を就職に活かすには?
生物分類技能検定を活かせる仕事は、生物学の知識が求められるさまざまな分野で見つかります。
生物分類技能検定を活かせる仕事は以下の通りです。
- 環境コンサルタント
- 野生生物管理
- 生物学的調査研究
- 教育・普及活動
それでは順に解説していきます。
環境コンサルタント
生物分類技能検定の知識を活用して、生物多様性の保全や環境影響評価(EIA)に関わる仕事です。
具体的には、生物の種を識別し、そのデータを基に環境保全策を提案します。
環境アセスメントや保全プロジェクトの企画・実施など、多岐にわたる業務を担当します。
例えば、開発する場所に希少生物がいた場合、生物分類の知識がある人がいれば、その希少生物を発見しやすいです。
生物との関わりを深く理解している人の知識に基づいて開発を行うことで、生態系を保護しながら開発を進めることが可能です。
そのため、環境コンサルタントにとって生物分類の知識は大いに役立ちます。
野生生物管理
自然保護区や国立公園で働き、野生動植物の管理と保護が主な業務です。
生物の種の識別能力が直接的に役立ち、野生動物の生息地保全や個体数管理、生態系の健康維持に貢献します。
また、密猟防止や生息地の改善策の立案にも関わります。
生物学的調査研究
大学や研究機関、民間企業で行われる生物学的な調査や研究において、生物分類の知識は必須です。
新種の発見や既存種の再分類、生態学的な研究プロジェクトの推進など、科学的な発見やデータ収集に貢献します。
また、生物情報のデータベース管理にも役立ちます。
データ分析や報告書作成も行うことがあるかも。
生物学的な正確性が求められ、研究者や環境保護団体が利用するデータの整備やメンテナンスを担当することもあるでしょう。
教育・普及活動
学校や博物館、自然保護団体での教育プログラムやワークショップで、生物分類の知識を用いて、一般市民や学生に生物多様性の重要性を教える仕事です。
自然観察会の企画・運営や教材の作成、講演活動など、多様な形で環境教育を推進します。
生物分類技能検定3級程度の知識でも、一般のネイチャーガイドは務まるので、興味がある人は挑戦してもいいかもしれませんね。
「生物分類技能検定を就職に活かすには?」のまとめ
これらの職種では、生物分類技能検定によって得た専門知識が直接的に仕事の質と効率を向上させる要因となります。
生物分類技能検定によって得た専門知識を駆使すれば、環境保全や生物多様性の維持に貢献するために、幅広い分野での活躍が期待できるでしょう。
生物分類技能検定で学んだ知識を活かせる仕事をもっと知りたい方は、以下の記事も読んでみてください。
初めての人は、生物分類技能検定3級に挑戦してみよう
環境系の仕事に就きたいから、生物分類技能検定2級に挑戦したいと思った方は、ちょっと待ってください。
生物分類技能検定2級は、合格率10%と非常に難易度の高い試験です。
初心者がいきなり受験しても挫折しやすいので、まずは生物分類技能検定3級に挑戦するようにしましょう。
こちらは、合格率50%程度と比較的合格しやすいので、初心者でも挑戦しやすいですよ。
生物分類技能検定3級に挑戦したい方はこちらの記事を読んでみてください。
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