工場勤務って楽な仕事だし、貯金もしやすいんでしょ?楽をしてお金を稼げるなんて最高だよね~。
それは大きな間違いだよ!
上記のようなイメージを持っている工場勤務ですが、そのイメージは間違っています。
工場勤務は体力的にも精神的にもキツイ仕事です。
それに、社会に役立つスキルも身に着けられないので、工場勤務は底辺の仕事であると言われがちですね。
私は、工場勤務は底辺の仕事だとは決して思っていなく、製造業を支えている立派な仕事だと考えています。
しかし、「工場勤務はやめとけ」という意見は正しいです。
以前、私は工場で働いていましたが、周りの人の価値感と合わず、辞めてしまいました。
今回は、1年半工場に勤めていた私が、「工場勤務は底辺の仕事だからやめとけ!」と言われる理由を解説していきます。
この記事は、以下の悩みを解決します。
- 工場で働こうか迷っている
- 工場勤務が底辺の仕事だと言われる理由を知りたい
- 工場勤務を辞めようか迷っている
【実体験】私は、工場勤務で精神を病んでしまった
私は半導体業界の工場を新卒で入社しました。
就職エージェントから、
「あなたの強みは丁寧なところなので、丁寧さを活かせる工場で働きましょう!」
と言われたので、工場で働くことを決意しました。
当時の自分は、自己分析で丁寧な所が強みであると本気で信じていたため、適性のある工場勤務なら辞めずに活躍できると信じていました。
しかし、いざ働いてみると、馬車馬のように働くことが美徳な職場環境と監視されているような感覚に苦しめられました。
そんな環境で働いていたため、次第に病んでいきました。
そして、1年半が経った頃、工場の環境に耐えられず、退職を決断しました。
工場で働いて得られたことは、自分が工場勤務に向いていないという事実だけでした。
こちらの記事で工場をやめた経緯について書いています。
工場勤務はやめたほうがいい理由5選
それでは、「工場勤務はやめとけ!」といわれる理由について解説していきます。
工場勤務はやめたほうがいい理由は、5つあります。
その5つの理由は、以下の通りです。
- スキルアップしにくい
- やりがいが感じられない
- 働く環境が悪い
- 病気になりやすい
- 年収の高い業界、職種に転職できない
それでは順に解説していきます。
スキルアップしにくい
工場勤務のメリットでも述べた通り、単純作業が中心なので、特定のスキルや経験がなくても働けます。
裏を返せば、働きながらスキルアップして、市場価値を高めることはできません。
確かに、工場勤務をすることで、フォークリフト運転技能者や危険物取扱者などの資格を取得できるチャンスがあります。
資格試験の受験料の負担や資格取得による昇給がある会社もあるぞ!
しかし、基本的には、ずっと働いても、工場の中でしか通用しないスキルしか身に着けられません。
工場勤務を続けていくうちに、市場価値が低い人材のまま年齢が上がっていく状態になっていきます。
現在は、転職活動が盛んに行われていますが、年齢制限を設けている会社が未だに多いです。
最悪の場合、転職したくても転職できないなんてことも・・・。
やりがいが感じられない
工場勤務は単純作業がメインなので、やりがいを感じられない方も多いです。
単調な作業や同じプロセスの繰り返しは、仕事のモチベーションを徐々に低下させ、仕事への満足度を減少させることがあります。
例えば、食品加工工場での作業者は一日中、ライン上での食品の包装や梱包がメインです。
どんなにその仕事が得意でも、仕事をこなしていくうちに必ず飽きてきます。
その仕事が苦痛になるのも時間の問題でしょう。
私も梱包作業が主な仕事だったので、やりがいを感じられなくて非常にきつかったです。
働く環境が悪い
工場の中は、汚いです。
基本的に工場の周辺は、油やゴミで汚れています。
要するに、汚い場所で8時間、集中して働くのです。
しかも、休憩時間が短いため、ストレスが蓄積しやすい環境と言えます。
自分の所は昼休憩45分でした。
また、全ての工場で当てはまるわけではありませんが、人間関係も悪いです。
工場で働く人たちは、低学歴の方や高齢者が多いです。
そのため、人間性に問題がある場合が多く、人間関係に関するトラブルが絶えません。
私が働いている工場では、寮内で窃盗事件やいじめがありました。
また、高齢者が多いことから、昭和の時の価値観で止まっている方が多く、価値観の違いで苦しむこともあるでしょう。
馬車馬のように働くことが美徳であるような感じでした。
総じて、工場は周りの汚さや人間関係の悪さから働きやすい職場環境ではありません。
病気になりやすい
工場の環境は汚いし、騒音も激しいので病気になりやすいです。
古い工場だと、アスベストによる健康被害(肺がん、石綿肺(肺が繊維化する病気の一種)など)を受ける可能性もあります。
また、騒音によって難聴になったり、立ちっぱなしによる腰痛になったりすることもあります。
さらに、人間関係の悪さによって、鬱や適応障害などの心の病気にかかる可能性も高いです。
病気だけでなく、機械操作による怪我も起こりやすいので、これから工場勤務を始める人は、覚悟してください。
夜勤による体の負担にも注意!
年収の高い業界、職種に転職できない
大抵の工場は給料が低いので、だいたいの人は、年収の高い業界、職種に転職しようとします。
年収が高い業界は、医療・医療関連業界、法律・法律関連業界、金融業界、IT業界などが挙げられます。
しかし、工場勤務は単純作業やその工場しか通用しないスキルしか身に着けられないので、年収の高い業界、職種に転職できません。
そもそも異業種からの転職は難しいし、年収が下がる可能性が高いです。
異業種の転職で年収をアップさせる、やりたい仕事に就くためには相当の努力をしなければなりません。
そのためにも、需要の高いスキルを身に着けたり、副業を始めたりして、年収を高めるといいでしょう。
とはいえ、工場勤務のメリットももちろんある
ここまで、工場勤務のデメリットについて解説しましたが、工場勤務にもメリットはあります。
人によって、工場勤務に向いている人もいれば、向いていない人もいます。
もし、工場勤務が向いている人ならば天職になる可能性があります。
以下の記事を読み、工場で働きたいと思ったなら、工場で働きましょう!
もしも、あなたが工場勤務をやめたくなったら?
もし、あなたが工場勤務に耐え切れず、辞めたくなったら、すぐに辞めましょう!
なぜなら、無理して工場勤務を続けていると、病気によって心と体を壊し、働けなくなるからです。
確かに、退職することはかなりリスクのある行為ですが、長期的な目線で見れば、有益な行動です。
廃人になって働けなくなる前に、退職届を出しましょう!
とはいえ、次の仕事を決めずに辞めると、生活が困窮する可能性があります。
なので、余裕があるうちに転職サイトに登録し、いつでも転職できるようにするといいですね。
まとめ
今回は、工場勤務の経験である私が「工場勤務は底辺の仕事だからやめとけ!」と言われる理由を解説しました。
その理由は、以下の通りです。
- スキルアップしにくい
- やりがいが感じられない
- 働く環境が悪い
- 病気になりやすい
- 年収の高い業界、職種に転職できない
工場は簡単に就職できる分、心と体を壊しやすい職場です。
工場の仕事内容は簡単だし、内定しやすいからといって安易に工場勤務を始めてしまうと、私のように短期離職してしまいます。
短期離職を避けるためにも、需要の高いスキルを身に着け、自分に合った仕事に就くようにしましょう!
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