
英語論文を執筆しているけど、英語がわからない・・・。何かいい本はないのかな?
上記の悩みを解決します。
英語論文の執筆がうまくできず、どんな本を参考にすればいいか迷っていませんか?
本記事では、理系大学院を修了した筆者が、実際に使って役立った英語論文の参考書2冊を紹介します。
・読みやすくて使いやすい
・研究や院試にも役立つ
・論文英語が自然に身につく
このような本を厳選しているので、ぜひチェックしてみてください!
英語論文が書けない原因は?
英語論文がうまく書けない…そんな悩みを抱える大学院生や研究者は少なくありません。
その主な原因は、大きく分けて次の3つです。
- 論文に使う英語がわからない
- 論文を数多く読み込んでいない
- わからない単語を調べない
論文に使う英語がわからない
まず多くの人がつまずくのが、「論文特有の英語表現がわからない」という点です。
中学・高校で学ぶ日常英会話とは異なり、論文では形式的かつ専門的な表現が使われます。
たとえば、「We found that…」のような定型表現や、「These results suggest that…」といった論理展開に使われる語句は、知っていないと使いこなせません。
論文を数多く読み込んでいない
次に、英語論文の読み込み不足も大きな原因です。
論文は書くものというより、読むことで構造や表現を学ぶものでもあります。
優れた論文を繰り返し読むことで、「導入はこう書くのか」「考察ではこういう言い回しを使うのか」といった自然な文脈感覚が身につきます。
読む量が少ないまま書こうとすると、構成がバラバラになったり、言いたいことが曖昧になってしまいます。
わからない単語を調べない
英語論文を読むときに「意味がなんとなく分かるから」といって単語を飛ばしてしまう人も多いですが、これは危険です。
論文に出てくる単語は、微妙なニュアンスの違いが研究の意図に直結することもあります。
わからない単語を調べずに読み進めてしまうと、誤解したまま使ってしまう可能性があり、結果として論文の質も落ちてしまいます。
英語論文を書けるようになるには?
これらの課題を乗り越えるには、論文に特化した英語表現を学び、優れた論文を読み、わからない単語はしっかり調べるという基本の積み重ねが重要です。
次の章では、英語論文の最適な書き方を紹介します。
英語論文の基本的な構成と書き方
英語論文の基本的な構成で書くと書きやすいです。
- 要約
- 目的
- 方法
- 考察
英語論文が書けないと悩む場合は、「要約・目的・方法・考察」といった基本構成に沿って書くことを意識してみましょう。
全体の流れを先に決めておくことで、伝えるべき内容が整理され、英語表現に迷っても書き進めやすくなります。
構成が整っていれば、多少英語に自信がなくても「読まれる論文」になりますよ。
このように、英語論文を書くうえで大切なのは、構成を意識することに加えて、論文に特化した英語表現や語彙を身につけることです。
そこで次に、英語が苦手な大学院生でも無理なく使える、英語論文執筆に役立つ参考書を2冊ご紹介します。
どちらも実際に筆者が研究生活で活用し、効果を実感したものなので、ぜひ参考にしてみてください。
大学院生におすすめの英語論文参考書2選


私がおすすめする英語論文執筆に役立つ書籍は以下の2点です。
- 英語論文基礎表現717
- 英語論文重要語彙717
それでは順に解説していきます。
英語論文基礎表現717
「英語論文基礎表現717」は、英語学術論文を読解したり、執筆したりする際にどの学術分野の研究者でも必ず知っておかなければならない最低限の英語学術基礎表現をアルファベット順でコンパクトにまとめた本です!
例文や類似表現などが載っていて、論文作成だけでなく大学院入試にも役立ちます!



大学で論文を作成していた時、実際にこの本を使っていました。
これからの研究生活では大いに役立つ本なので、買って損はありません!
英語論文重要語彙717
「英語論文重要語彙717」は、「英語論文基礎表現717」の語彙バージョンです。
こちらも、英語論文によく出てくる語彙がまとめられていて、大学院入試にも役立ちます!
手元において辞書のように使えるので、英語論文の執筆や院試の英語対策に役立てましょう!
まとめ
今回は、理系院卒の私が、英語論文執筆に役立つ本を紹介しました。
これらの本は、論文執筆だけでなく、院試にも役立ちます。
これから研究生活を始める人は、ぜひこれらの本を手にとってください。
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