
僕は、バイオ系大学院で研究している能無しの学生(通称ピペド)。こんな僕でも、就活に成功して輝かしいキャリアを築きたいんだけどどうすればいいのかな?
上記の悩みを解決します。
バイオ系の皆さん、就職活動に苦戦していませんか?
バイオ系の学生は下記の記事のように「ピペド」と揶揄されることが少なくありません。


就職活動は誰にとっても大きな挑戦ですが、特にピペドにとっては「研究職以外の選択肢」や「実務経験のアピール方法」に悩むことが多いものです。
そこで本記事では、ピペドだからこそ意識すべきポイントを解説し、企業の採用担当者に自信を持ってアピールできる戦略を紹介します。
・ ピペドの強みをどう活かす?
・ 選考突破に必要なスキルとは?
・ 内定につながる企業選びのコツ
これらを具体的なステップで解説し、就活の不安を払拭しながら、希望するキャリアを掴むためのロードマップをお届けします!



ちなみに、私はバイオ系の大学院を修了し、就職活動も経験しています。
ピペドが就職活動で成功するためのロードマップを解説!
ピペドが就職活動で成功するには、以下の方法を全て実践しなければなりません。
- 研究職にこだわらない
- 自己分析をする
- 市場価値を高める
- 就活サイトに登録する
- ESの作成
- 面接対策をする
- 入りやすい業界を狙う
それでは順に解説していきます。
研究職にこだわらない
研究職の採用は非常に狭き門であり、多くの企業では募集枠が限られています。
そのため、たとえ優秀な成績や研究経験を持っていたとしても、必ずしも研究職に就けるわけではありません。
特に、製薬・バイオ系の企業では、博士号を持つ候補者や、特定の専門スキルを持った人材が優先される傾向があり、学部卒や修士卒の応募者にとっては競争がさらに激化します。
私自身もかつて、テクニシャンや研究職を志望し、製薬企業を中心に選考を受けました。
しかし、面接を重ねても内定を得ることができず、最終的にはどの企業からも採用されませんでした。
このような状況は決して珍しいことではなく、研究職を目指していた多くの生物学部出身者が同じ壁に直面しています。
もし研究職に強くこだわりすぎると、最悪の場合、内定が一つも得られない「NNT(無い内定)」の状態に陥る可能性があります。
就職活動では、「第一志望の業界・職種に進めるのが理想」ですが、「内定を獲得し、社会に出ること」も同じくらい重要です。
したがって、研究職だけに固執せず、視野を広げて他の業界や職種にも目を向けることが、より良いキャリア選択につながります。
例えば、生物学の知識を活かせる職種として、開発職や生産技術、品質管理、営業、コンサルタント、さらにはITエンジニアなどの道もあります。
また、公務員として環境や衛生分野で活躍する選択肢もあります。
柔軟な視点を持ち、自分のスキルや適性に合った道を探すことが、将来のキャリアをより安定させる鍵となるでしょう。
自己分析は「やりたくないこと」を探すことから始めよう!
就職活動を成功させるために、まずは自己分析を行い、自分に合った仕事を見つけることが重要です。
一般的には、本を読んだり、就活セミナーに参加したりすることが推奨されていますが、それだけでは「自分の強みや向いている仕事が分からない」と感じる人も多いでしょう。
そんな時は、「やりたいこと」ではなく「やりたくないこと」を書き出す方法を試してみましょう。
過去の職場での不満や、辞めた理由を整理することで、自分が仕事に求める条件が自然と浮かび上がってきます。
たとえば、



サークルの飲み会、嫌いなんだよね…。



じゃあ、人と関わる機会が少なくて、一人で集中できる仕事のほうが合ってるんじゃない?



「90分かけて大学に通うのは辛いから、長時間の通勤がしんどくて毎日疲れちゃう…」



それなら、リモートワークができる仕事を探したほうがいいかもね!



単純作業嫌い!



じゃあ、変化があって新しいことに挑戦できる仕事が向いてるかもね!
このように、ネガティブな経験の裏側には「本当に求めている働き方」が隠れています。
また、具体的に自分の適性を知るためには、就活サイトの適職診断ツールを活用するのもおすすめです。
たとえば、OfferBoxの「AnalyzeU+」では、20〜40分の診断で、あなたの強みや弱みを25項目にわたって数値化し、視覚的にフィードバックしてくれます。



この他にもぜひ登録すべき求人サイトがあるのですが、後ほど紹介します!
自己分析やエントリーシート作成の際にも役立つだけでなく、企業からのオファーを受ける確率も高まります。
自己分析は、就職活動のスタートラインです。特に「何がしたいのか分からない…」と悩んでいる人ほど、まずは「やりたくないこと」を整理し、自分が求める働き方を明確にすることが大切です。
需要のあるスキルを身につける


もし、就職活動に時間がある人は市場価値を高めるために、需要のあるスキルを身に着けておきましょう。
需要のあるスキルは、下記の通りです。
- ITスキル
- 簿記・会計スキル
- マーケティングスキル
- ライティングスキル
これらのスキルはどれも社会に役立つスキルです。
時間があるときに身に着けておくと、ほかの就活生と差別化できますよ!
ただし、就活直前や就職活動中は基本的に時間がないので、今からスキルアップせず、現時点のスキルで努力しましょう!
就職サイトに登録する
自分のスキルの棚卸が明確になったら、就職サイトに登録しましょう。
この際、マイナビやリクナビだけでなく、スカウト型の就職サイトやバイオ系の就職に強い専門サイトにも応募すると良いでしょう。



ちなみに、先ほど紹介したOfferBoxはスカウト型就職サイトです!
そうすることで、専門性を活かせる企業を見つけやすくなるだけでなく、自分の強みとマッチする意外な企業と出会うチャンスも広がります。
特にバイオ系に特化した就活サイトなら、【アカリク】がおすすめです。
アカリクはバイオ系の大学院生や学生の就職活動に特化しており、自分に合った企業を見つけるのに役立ちます。
また、研究内容に関心を持った企業からスカウトが届くため、予想外の企業と出会えるチャンスが広がります。



自分は利用していなかったので、学生時に利用すれば良かったなと後悔しています。
こちらのサイトも登録は無料なので、就活を成功したいバイオ系の学生はぜひ登録してみてください。



他にも、理系院卒の私が厳選した「登録すべき求人サイト」をまとめた記事があります!理系ならではの視点で選んだおすすめサイトを紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね!


ES作成は就活成功のカギ!効率よく対策しよう!
就活では、エントリーシート(ES)のクオリティが合否を左右する重要なポイントになります。
なぜなら、適当に作成したESでは、書類選考を突破することが難しいからです。
しかし、しっかりと自己分析をしていれば、書くべき内容が明確になり、ES作成がスムーズになります。
さらに、企業が評価しやすい「型」を意識すれば、より通過率の高いESを作ることができるのです。
- 結論ファーストでわかりやすく書く
- 具体的なエピソードを入れる
- 論理的かつ簡潔にまとめる
この「型」に沿って作成すれば、企業に伝わりやすいESが完成します。
適性試験対策
企業によっては適性検査を実施することがあります。
特に、性格診断はともかく、言語・非言語の試験は独特な問題が多く、事前に対策しないと苦戦すること必至です。
無料で対策できるサイトのリンクを貼り付けますので、万全の準備をしておきましょう!
面接力を高める
就活をするなら、面接で通過できるためのコミュニケーション能力を身に着けておきましょう!
なぜなら、社会人にとってコミュニケーション能力は欠かせないものだからです。
進捗報告などで定期的に教授や先輩と相談しているなら問題ないかもしれませんが、研究熱心で人と話すためのコミュニケーション能力が欠如している学生もいます。
研究生だからといってコミュニケーション能力を疎かにしてはいけません。
ただ、面接では独特な質問が飛び交うので、いくらコミュニケーション能力が高くても、対策を行っていないと失敗します。
そのためしっかり面接対策は行うようにしましょう。



面接は所詮会社と自分のマッチングなので、自己分析をガチれば問題なく受け答えられる質問が多いです。



企業研究も大事だけど、やはり自己分析を徹底して行うことがベストだね!



面接対策について詳しく知りたい方は、下記の記事を読んでみてください。




内定を得やすい業界を狙う
バイオテクノロジー業界、特に研究職は競争が非常に激しく、内定を得るのが難しいのが現状です。
そのため、内定を得やすい業界に目を向けるのも一つの戦略です。
就職活動において、内定を得やすい業界として以下の8つが挙げられます。
- 不動産業界:特に営業職は成果主義のため、常に人材を求めています。
- 金融業界:保険や証券などの営業職は離職率が高く、人手不足の傾向があります。
- 人材業界:新卒1年目での離職率が高く、常に人材を募集しています。
- IT業界:デジタル化の進展に伴い、エンジニアの需要が高まっています。
- アパレル業界:ショップ店員などは学歴を問わず採用されやすい傾向があります。
- Web業界:ベンチャー企業が多く、人材を積極的に採用しています。
- 代理販売業界:スマホショップなどでは、大卒であるだけで有利になることがあります。
- 飲食業界:バイト経験者がそのまま正社員として採用されるケースが多いです。
これらの業界は人手不足や成長中であることから、内定を得やすいとされています。



特にIT業界やWeb業界はバイオ系の学生でもマッチしやすいです。
バイオインフォマティクスは生命現象をコンピューターを用いて研究する分野なので、IT業界やWeb業界ならその経験を活かすことができます。
ITエンジニアは未だに不足状態なので、IT人材の需要は今後も高いでしょう。
なので、バイオ系の学生はIT業界やWeb業界を選ぶことをおすすめします。
ただし、企業選びの際には労働環境や自身の適性を考慮することが重要です。
やみくもに就活して、ブラック企業に入っては元も子もないです。
ワンキャリアのような口コミサイトやOB訪問を活用して、会社の実情を把握するようにしましょう!
まとめ
今回は、ピペドが就職活動で成功するための方法を3つ紹介しました。
その3つは以下の通りです。
- 自己分析
- 需要のあるスキルを身につける
- 面接力を高める
ピペドもといバイオ系の学生は就職が厳しいと言われがちですが、今回紹介した3つの方法を全て徹底して行えば、輝かしいキャリアを築くことができます。



実際、私も無事2年で修了し、就職先も見つかっています。
それに、バイオ系だからといって、研究職やバイオ業界にこだわる必要もありませんしね。
今回の記事で学んだことを活かし、ピペドという不利な立場からでも逆転し、輝かしいキャリアを築けるようにしましょう!
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